ナカミチ5連装CD-ROMドライブ

(99/06/16更新)

連装CD装着写真(一番下)

どんな製品?連装CD外観

 連装CDはいくつかのメーカーから発売されていましたが、カートリッジ式のものが多く使いにくかったことを覚えています。そんな中でナカミチのドライブはトレー式ではないものの、スロットイン式の扱いやすいものとなっています。
 私が使っているものは、ナカミチから出ているこのタイプの3代目にあたる「MJ-5.16」というモデルです。このモデルの特徴としては連装ドライブの中では読み出し速度が比較的高速であることなどがあげられます。また、連装CDの割に外観が小さく通常のCD-ROMと大きく変わりません。しかし、何より「ハイパーマウント機能」を搭載していることが最大の特徴です。

ハイパーマウント

 一般に連装CDを使用していると「エクスプローラー」などのファイラーを利用すると全てのドライブの確認にいってしまい、操作が出来るようになるまで、数十秒の間待つ必要があります。そんな煩わしさを防ぐために連装CD内にキャッシュメモリーを搭載することにより、ファイラーなどがドライブの確認をする際、実際にCDからデータを読むのではなく、キャッシュメモリからデータを読み出すという機能です。これにより、連装CDであっても、通常のCDと同じ様な感覚でファイラー等の操作が可能になります。

Windows98でのトラブル

 なかなか便利に使えていた連装CDですが、それもWindows95まででした。なんとWindows98になってからは、この目玉の機能であった「ハイパーマウント機能」が動作しなくなってしまいました。Windows98ではファイルのアクセス方法が変更になったようで、キャッシュメモリが働かなくなってしまうそうです。ファイルのアクセス方法を変更することで、キャッシュメモリが働くようになります。
  1.「システム情報」を起動する
  2.「ツール」にある「システム設定ユーティリティ」を開く
  3.「詳細設定」ボタンを押す。
  4.「UDFファイルシステムを使用不可にする」にチェックを入れる。

まとめ背面写真

 最近では雑誌等にも広告が出ていないようですが、1万円を切る値段で発売されていたこともありコストパフォーマンスに優れたドライブの一つだと思います。またWinCDR4でオンザフライで焼く際にATAPIのドライブですが送り側のドライブとして利用可能です(ただし、音楽CD等の読み出し速度のコントロールは出来ません)。また、残念ながらNECの98**シリーズには対応していないようです。


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